前へ前へと進んでいく人


私は、宮舘涼太という人が好きだ。
そりゃもう好きだ。

「セクシー・ロイヤル・美しく」を掲げ、Snow Manの一員として日々活動し、バラエティ番組でマセキの人ですか?と言われる程大暴れしたと思ったら、パフォーマンスではバッキバキに踊り、確かな音程と歌声でリードにコーラスに縦横無尽に無双して、生放送の料理コーナーではうっかり肉を焦がしかける、そんな、永遠に終わらない常にわくわくさせてくれる魅力のアドベントカレンダーのような、宮舘涼太という人が好きだ。

 

10月1日の朝のTwitterのタイムライン、入所日おめでとうの文字があふれていた。
誕生日以外にもおめでとうという日がある文化って最高だななんて思い、そしてああ入所して今日のこの日まで輝き続けてくれてありがとうとしみじみ思った。
タイムラインを追っかけ終わって、ふと、そういえば宮舘涼太という人を好きになったのは一年前のちょうど今ぐらい、秋のちょっと冷たい風が吹く頃だったなと思い出した。
そう、なので宮舘涼太という人について好きなだけ書こうと思う。多分自分語りが半分になると思うけども。

 

[今日の3本立て]

・きっかけの話
・魅力の話
・だてこじの話


きっかけの話

いきなり自分語りでなんだそれって話になるんだけれども。
私には好きなゲームがある。そして、ちょうど2021年の4月ぐらいにそのゲームを遊ぶうえで、今の男性アイドルの知識が必要になった。V6にドはまりしていた時期もあるけどそれはもうかなり昔の話になるので、さてどうしようかと思った私はとりあえずYou Tubeに「男性アイドル 曲」なんてざっくりにも程がある検索ワードを打ち込んで大量に出てきた動画の中から一つずつ見ていくことにした。

その時に耳に止まったのが、紹介ラップ。
SMAP関ジャニ∞を筆頭に、紹介ラップという物自体が大好きだった私は喜々として再生ボタンを押した。
煽ってる、おお、シンプルに曲がいい、めちゃめちゃ曲が好きだ。ラップうまいな、お客さんが楽しそう。次の人の紹介をしていくの最高だな、いややっぱり曲がいいぞ、いいな?あ、好きだなこれ。よしそれならSnow Manというグループで今最前線のアイドルを学ぼうと思ったのだ。

ここから宮舘くんの話が出てくるまでしばらくかかる。

そう、初めから宮舘くんにハマったわけじゃない。
岩本くんがガチガチのかっこいい系お兄さんなのにお化け屋敷で怯えまくってまりもになっていたギャップにやられ、佐久間くんのアニメオタクという事前知識からのばっきばきのダンス。そして、すのちゅーぶやParaviで見た集団としてのわちゃわちゃした楽しさと仲の良さからくる「わーめっちゃいい、好き」を色々経由して、箱推しになってからの宮舘くんにたどり着いたはず。確かそう。

たどり着いたきっかけは確か中学生以来久しぶりに買ったアイドル雑誌
今でも覚えてる。宮舘くんが表紙のやつだ。その雑誌内Snow Manのページの中での、宮舘くんの記事を見て思わず声を出した。

「"万能の天才"じゃねえか!!」

『万能の天才』私の好きなゲームのシステムにあるスキルの一つで、成功率が格段に上がるので大抵のことは失敗しないで成功するけど、そのかわり自分が失敗したら誰からもその失敗を覆すようなアイテムとか援助は得られないっていう。天才と位置づけられたキャラクターしかもてないもので…、いやゲームの話はいいんだ。

この時のインタビューの中ではこんな事を言っていた「誤解を恐れずにでかい口たたくと、自分は大抵のことは一回二回やればなんでもできてしまうタイプ」だと。インタビュー内容的には、ジャニーさんにYouはなんでもできるねと言われて、それが褒め言葉だったのか、何でもできてしまうからつまらないねという意味だったのか今となってはわからないねとか、できないことをできるようになる時の一生懸命さとかはやっぱりとてもいいもので、みたいなたしかそんな話。
とにもかくにも、私はこのインタビューを見て叫んだのだ。
ゲームの中アイドルに向けてつくられたスキルを、現実のアイドルが持っている、だって???嘘だろ!?現実に存在するのかよジーニアス!すごいな!おいおいSnow Manは二次元的な要素を持っているとは思ってたけどドンピシャじゃないか!
ええーーすごい、うそーーーすごーーーーい、うわーーまじかー、えーーー!!!!

本当にめちゃくちゃおもしろいなと思った。何度も記事を読み返したし、テンション上がったせいで椅子がくるっと回転したりした。
私のその時点での宮舘くんに対するイメージはゆっくり自信満々に喋る人、馬鹿ほど我慢強い人、たまに面白いことするけど、公の場ではどちらかといえばクール、みんなとあんまり群れずに一歩引いて後ろから見守ってるような人。
ゲーム中の周りからの援助を受けられないような孤高の人というわけではないけれど、それに近しい少し離れたポジションに居たり人の助けを受けない人なのかなと思っていたから余計にびっくりしたのだ。
だからこそ、そこからは早かった。一気にぐぐぐぐっと惹きつけられた。興味の持ち方はおかしいかもしれないけど、冗談抜きで宮舘くんへの認識力とか目の惹きつけられ方が3倍ぐらいに広がった。

私は存外「知りたい」という欲求が多分人よりすごく強い。知的好奇心なんてものじゃなくて、シンプルに「知る」という行為に楽しみを見出すタイプの人間で、そのせいもあってこのゲームの世界を3次元に持つ人はどんな人なんだろう、の気持ちがむくむく育ち、貪るように以前見たはずのすのちゅーぶにParavi・アイランド動画を何度も見直し、テキスト媒体の先人の方々のブログ、雑誌のバックナンバーをどんどん集めていた。

カメラにめちゃめちゃ近づいて「俺こんなにみんなの近くに行ったことないよ」っていうのは見たことのない姿で、こんな可愛いことするのかって思ったし
うーわ料理すっごい上手じゃん!え、目の前の食材でレシピ無しで作れるのはガチなのでは??とか
お化け屋敷全然怖がってないじゃん!!!ハート強すぎるとか
脱出王の時の口の左端あげる悪い笑い方で心臓ぎゅってなったりとか

とにかく、本当にいろいろと。
そんな風に宮舘涼太という人の知識を収集していく中で、はじめに抱いていた見え方はすっかり変わっていった。


なんでも一回か二回でできるようにはなるけれど、
できるようになるのが早いだけで、そこから先極める為の努力を誰よりも積む人で

一歩下がってみていることは多いけれど、
ここぞという時にバッチリを発言したりサポートをする人で

あとなにより"国王"とは言われどっしりかまえてはいるけれど、
子供らしいところもあって無邪気な人なギャップのある人だなとか


気がつけばもう戻れないぐらいどっぷり宮舘涼太という人にハマっていた。
この人はなんてすごいんだろう、宝石すくいを無限にやっていいみたいな最高に贅沢な環境だなと何度思ったか。
知ろうとすればそれだけ新しい話が出てくる、宮舘くんの人柄やエピソード、それから周りの人との関わりの中で生まれた話等等々。無限に魅力が湧いてくる。いつまで経っても、あ、またこれ知ってるやつだみたいな状態にならない。
魅力に満ち満ちた宮舘涼太という人から一切目が離せなくなった。

自分の好きなアイドルにたいして、どんなふうにハマるかは人それぞれだけど。
私の場合はこんな感じ。

 

魅力の話

前に、だてこじは「なんか」とか「わかんないけど」が頭についてくる理性の及ばない感情部分で好きだという話をしたんだけども、宮舘涼太という人を好きな理由には比較的明確な理由がある。
知りたい欲求の強い私にとって、終わりのない魅力のアドベントカレンダーみたいな宮舘くんはたまらない存在だ。

アドベントカレンダー、クリスマス前に、毎日一つずつ日付の部分を開けると中にお菓子や小さなおもちゃが入ってる日めくりカレンダーの豪華版みたいなあれ。毎日今日は何が入ってるのかな、明日もまた何か出てくるんだ!昨日は飴だったけど今日は小さいおもちゃだ!みたいな。ワクワクしながら日付の書かれた蓋をあけるやつ。
宮舘くんが出る何かしらを見る時毎回こんな気持ちになる。

今日のラヴィットはどんなことするんだろう。え、まって?なんか箱被ってる。あ!黒髪!黒です!!!
Venue101どうかな、あ、ビジュアル抜群!まってなんかこっち見てすっごい動脈ピースしてる。その遊び方始めて見た。
雑誌、前回が最高峰だと思ったけど、今回なんかさらにやばい良すぎるがすぎるちょっとは加減して、、…え、節制したの?5kg?うわああ結果がしっかり反映してる。でもご飯は食べてほしい。
ラジオ、おわーきょうふにゃふにゃしてる。いつもちゃんとしてるのに、あ、噛んだ!でもそれを笑いに!
大喜利…どう?…あ、あ、後半怒涛の勢いで盛り返してる!すごい!!!

等々、尽きないんだよねえ本当。
本来のアドベントカレンダーと違うところは、終わりがないところだけ。
無限に続いている蓋を開けた先には、にっこりしたり、胸がぎゅっとなるほどかっこよかったり、瞬間的に大爆笑してしまったり、とにかくワクワクしてドキドキする。それがしかも確定で起きるんだ。今回はいつもと同じで安定してて良かったねがない。常に新しい何かを見せてくれる。

少し話を戻して「知りたい」という欲求のところに焦点をあてると、
パーソナリティーや容姿、パフォーマンス等々、ある程度知ると大抵の場合それ以上の新しいもの入ってきづらいはずなのだ、本来ならばね。それに、月に最低5冊の雑誌でインタビューを受けている、それだけ自分のことをはなさないといけないのだどこかで聞いたことのある話が出てきてもおかしくない。
なのに、なのにだ。宮舘くんは毎回、知らなかった新しい魅力を見せてくれる。

雑誌だけじゃない、Youtubeや収録番組にテレビの生放送、ラジオにブログ。いや好きだからこその贔屓目の可能性もある。より細かく見えているだけなのかもしれない。それでも、それでも毎回とても魅力的=新しい何かを見せてくれる。
宮舘担の人は思ったことないだろうか、ラヴィットを見る度になんか面白くなってるなとか、料理しながら喋れるようになってるなとか。あ!これなすなかさんのファーストタッチじゃん!とか
ダンス、前から体めちゃくちゃ動くけど、今回はどこがどうすごいのかわからないけど、前見た時よりすごい、かっこいいとか。あと、すのちゅーぶ、前よりすごいボケるじゃんどうしたの。とか。前よりもっと笑顔が増えてる!とか
技術的なことだけじゃない、内面的な部分の表への出し方に関しても変わっている気がする。まだ1年しか経ってない私がみても「一年前の動画と違う」って感じるんだから多分そうなんだと思う。

見る度に違う。見る度に前に進んでる。
1mmも停滞せずに常に前へ前へ前へ進んでいる。

こんなにアイドルとして魅力的で、人としても尊敬しかしない。
そんな人好きにならないわけがないじゃないか!!

 

 

だてこじの話

宮舘涼太という人の話をするうえで、やっぱりだてこじの話もしたい。
なんで好きなのかは前話したから、きっかけの話だけ。

そもそもになるんだけど、宮舘涼太と誰かのコンビで一番初めに気になったのはゆり組だった。
幼馴染、生まれた病院・幼稚園・習い事・高校・大学が一緒でシンメ、A型とB型、ツリ目とタレ目、メンバーカラーが赤と青。なんだ、なんだこの漫画においてこの設定作ったら盛りすぎだろうっていう関係性とデータの揃い具合は!!!と一本釣りされた私は、すぐに「ゆり組!!!!」となって雑誌を読み漁ったわけですよ。
過去のan anにゆり組で出てたのもゲットできたし、とにかく二人の『ただの幼馴染、それだけ』という事実を謳われたうえでのちらちら見え隠れするエピソードに「あーー昔から知ってる誰かと仕事してる」ってすごいなあとか、「なんかいいなあこの二人」と思っていたのです。Jrの時のリハ中の時の涼太呼びとか、おにぎりの時の同じ具材のおにぎり用意してるのとかなんかもうすごかったよね。

で、ここからはだてこじの話だ。
渡辺くんのインタビューを見ているとたまーーーーにこんな発言が見受けられた「康二と会ってからだてさんは笑顔が増えた」みたいなやつ。他のメンバーよりも過ごした時間が長い人に、こんなことを言われている康二くんとは…?とその時にはあまり良くわかっていなかったんだけど、それをああ、こういうことか!って思ったのはSnow WorldのMV撮影中のオフショット写真を見たときのこと。

これは実際どうなのかはわからないから、当てずっぽうなんだけど。
Snow Worldのオフショの中に、康二くんと宮舘くんがそれぞれ麺料理を食べてる途中の写真があるじゃないですか。あれ見た時に、あ、宮舘くんこんな場面撮らせるんだとか、でもめちゃくちゃいい表情してるなって思ったんですよね。
で、確かあの時のオフショって康二くんが撮ってる写真含まれてたはずで。もしかしてこれも康二くん撮ったの?とか思って。
で、その後に康二くんの方の食べてる写真見たらピント合ってなくてちょっと荒い写真なんですよね。
カメラマンさんがこんな写真撮るわけない、康二くんがこんな写真取るわけ無いというか撮ってたとしても販売のオフショに上げるわけない、ということはこの粗さに意味がある……あ、これ誰かメンバーが撮ってる?他の写真見るにだてさんか、あべちゃんのどっちかかなってこの時は思うにとどまったんですけど、後日、同じテーブルで二人で麺食べてる動画あったよって聞いて、これもしかして宮舘くん撮ってね…?って。
うん、頭抱えちゃったよね。
仲良しだなあって思ったんですよね、自分がなにか食べてる写真撮らすなんて大分仲がいいなって。ああ、なるほどインタビュー記事で言われていたあれこれはこういうことかと。
そこがきっかけでだてこじが気になり、現在に至ります。

そういえば前に書かなかった彼らのテンポ感の良さだったり落ち着くといった話に関してひとつ。
宮舘くん、パブリックイメージでは物静かな人(最近はそうでもないかもしれないけど)、康二くんは元気いっぱい!甘えん坊な人だと私は思ってる。でもこの二人、酔っ払うと逆になるんですよね。
康二くんは、本人曰く酔っ払うと静かになる。宮舘くんは、康二くん曰くリモート飲みをした結果「酔うといい感じで甘えてくる」とのことで。
人間、酔っ払うとアルコールが脳に作用して外側から麻痺していくんですよね。それでとりあえず理性が効かなくなってその人のパーソナルな部分が出てくる。泣き上戸とか笑い上戸とか、私はこれのせいだと思ってるんですけど。
ってことは、この二人本来のパーソナルな部分の中に、相手がパブリックな場でしている振る舞いを持ってるんですよね。
ああだから、普段接しててい楽なのかなとかテンポよく話したり、懐いてる発言が出たりあするのかなって思った次第です。

ふう。

ちなみに、私はゆり組と康二くんの三人のコンビも好きだ。あんまり、というかその3人が一緒に何かを喋ってるのは殆ど見かけないけど。あ、アルバムのBehindに入ってたっけ。
康二くんがあんまりゆり組と呼ばずにしょっぴーとだてさんっていうところも好きだし。あの、同じクラスだけど別グループに在籍していて、仲が悪いわけではないけどめっちゃ話すわけでもないその二人となぜかすごく仲がいいっていう謎のコミュ力おばけみたいなそんな感じの3人が好きだ。
康二くんがいたから二人が前よりは喋るようになったみたいなエピソードは存在しないけど。なんか三人で居るのを見てるとさっき言った風景が頭をよぎっていく。

渡辺くんの話す、康二くんと宮舘くんの話。見た。
宮舘くんが話す康二くんと渡辺くんの話。多分見たことある。
康二くんが言った「昨日だてさんとしょっぴーがうちに来たんやけど」。詳細を教えて欲しい切に。

いいよなあ、あの三人。
うまく言語化できないんだけど、なんかいいんだよなあ。

 

最後に

最後もなにも、もっとだらだら書きたいことは合ったけど気がついたら原稿用紙15枚近く書いてたからもうおしまいにする。
で、これを書いた数日後には、宮舘くんはまた新しい魅力を見せつけてくれて私は胸がギュッとなるんだと思う。

たのしみだなああああああああああああああ